1947-09-18 第1回国会 参議院 電気委員会 第6号
それから次は、これは國民の生活上必要な電力についてでありますが、從來やはりこれも實績主義で電力規正を行なつて來た關係上、國民によつて電力の使い方に相違がある。詰り電力を普段ふんだんに使つていた人が渇水期にも使える、そのような工合で、各國民の間に不公正な取扱いがあつたわけであります。それで今後はこれを公平に、公正に國民の間に配分したいというのがその又一つの狙いであります。
それから次は、これは國民の生活上必要な電力についてでありますが、從來やはりこれも實績主義で電力規正を行なつて來た關係上、國民によつて電力の使い方に相違がある。詰り電力を普段ふんだんに使つていた人が渇水期にも使える、そのような工合で、各國民の間に不公正な取扱いがあつたわけであります。それで今後はこれを公平に、公正に國民の間に配分したいというのがその又一つの狙いであります。
なおまた家庭の電力需用につきましても、これも實績主義をとることなしに、一定の基準でやりたいというように考えております。從いまして先ほど御指摘のございました第二の點の、あまり面白くないような現象が起るということも、實績の基準を示しておりますから、その基準によつておらぬ場合には、當然抗議を申しこむべきです。
次に需用方面といたしましては昨年度は諸種の事情から一應八月、九月ごろの實績を基本にいたしまして使用電力の基準量をきめたのでありますが、今年度は實績主義をやめまして、産業、業務用、家庭用、これらに對しまして全部電力の合理的な割當制を實施いたしたいと考えている次第であります。そうして割り當てられた電力の使用を確保していただく。
戦時中におきましては、これが實績主義に基きまして、從來の實績から一歩も出ない。こういう動き方で、そうしてしまいには新潟縣あるいは千葉縣等というような實情で、なかなかスムースにいかないのでありますが、これらに對して當局はどういうお考えであるかを承りたい。
次に資材の配給方法として、實績主義をおとりになつておられます、まことにこれは當然のことだと思うのでありますが、漁業の種類によりましては、たとえば定置漁業、大謀網のごときは場合によると、非常な災害を受けることが多いのであります。こういう災害に對するところの配給方法というものは、どういうぐあいな御用意があるか、この表によると、災害用の御準備がないように見受けられるのであります。